この極東の島国に暮らし、ほそぼそとした仕事や日々の些事にかまけておりますと、世界の動きなど、ともすると「ど〜でもいいわ」という気分に陥りがち(でもない?)。
だからといって世界の現状を知りたくても、実際のところ大手メディアは本当のところをほとんど伝えてないのが、昨今の常識になりつつありますネ。
大新聞やメジャーなテレビ局等は凡そアテにならないとしたら、いったい何をしるべにすればいいのか……。
自分自身が確かな一次情報にアプローチできないならば、そこに深くアプローチしている方の情報を参考にするのも一つの方法。
世界中の有力な情報源と密接なネットワークを持ち、日本以外にも活動の軸を置いている方々の話や映像は要チェックと観じます。
どうも、そういった方々が、残り3カ月を切った今年中に、いよいよ決定的な「何か重大なこと」が起こることを示唆しています。
風雲急を告げている
稀代のヴィジョナリーとして尊敬する高城剛師は、「黒本(四)」の冒頭で以下のように答えています。
Q1 高城さんの著作を読み返していた所「2018年に世界に大きな変化が起きる」と感じていらっしゃるように思いました。なぜでしょうか?
A 世界はどうにかギリギリの均衡を保ってますよね。2016年夏に出された下院の報告書にもありますが、2012年に米司法省がHSBCをマネーロンダリングで告発しなかったのは、国際金融危機に発展するのを懸念し、「なかったこと」にしたと書かれています。自著にも何度も書きましたが、世界の金融システムは、既に破綻してるんです。いまは、イタリアの銀行が一見大変のように見えますが、まだ小さいので火消しは可能で、しかし次の大火の種火はスイスにあり、そこが燃え上がるとドイツ銀行が大火事になることは、国際金融関係者なら周知の事実です。僕には時間の問題にしか見えません。
もう5年以上前から時代が大きく変化する萌芽が2016年秋から始まり、18年いっぱいに誰もが理解する出来事が起きるだろうと、何度もお話してきました。その後、数年かけて大混乱と大きな変化が起きると考えます。ですので、その準備の時間は長くないと読者の皆様に僕なりにお伝えしてきたのです。
Q2 「自浄作用がなくなった日本だけで生活するには、今後も長い間〈みんな〉にあわせて生きるしか道がありません」「日本は自浄作用がなくなった」と書かれていたと記憶しています。自浄作用とは、どのようなもので、それがないとは、どんな未来を意味しているのでしょうか。
A 問題ある古い「日本式システム」を維持しつづけることに邁進し(国民は気がつかず、もしくは興味を注がず)、もはや自ら刷新する力がない、ということです。その問題の大半は、自民党と官僚システム、そして経団連によるもので、いつまでも古い社会システムを維持(死守)しているため、デジタルとグローバルの掛け算によってもたらされるニューエコノミーの波に乗れず、世界的に見ると日本は日々没落しています。
あらゆる数字を見ても、過去20年間に渡り著しく衰退しているのは間違いなく、大きな災害があってエネルギー問題が露呈し、多くの国民が大変な目にあっても、その戦犯ともいうべき党が政権を続けることを見れば、明らかに自浄作用がありません(一方、米国に強く言われれば、すぐに止めるのです。「もんじゅ」や為替操作のように)。
かつて、繁栄を誇ったウィーンを中心としたオーストリアが、産業革命の波に遅れて没落したのと同じ構造で、ゆっくり衰退しながら、何かの機会にズドンと落ちたまま、浮上することが難しくなるのが歴史の教えです。日本は、世界から取り残されて、どんどん貧しくなる未来を、各人しっかり意識する必要があります。また、その「ズドン」まで、それほど時間はないでしょう。ちなみに、僕がそのように感じる(古いシステムを死守していると感じる)のは、年に何度も総理官邸に伺い、そこでの実感からです。一応、あそこが日本の中心でしょうから。
(出典:黒本〈四〉 ※太字は当ブログ主)
つぁぁ……。
厳しい。総理官邸での実感とは!
備えあれば憂いなし、と申しますが、何をどう備えるべきなのか……。
取り敢えず誰にでもできることと言えば食料と水と燃料の備蓄……ですか…。