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"腸"感覚は"超"感覚…もっと第六感を信頼すべき理由

中国武術の達人だった故ブルース・リーの有名な言葉「考えるな。感じるんだ」は生死をかけた戦いの場での心構えを説いています。

昔から、「腹の座った男」「腹に据えかねる」「腹心の友」「腹を割って話す」……など、心理状態を示す言葉は多いですね。
英語でも「彼はガッツ(根性/やる気)がある」というように“gut”(腸)という言葉で心理的/感情的な状態を表していて、根本的に人間は「腹」で感じ、考えていることを物語っているようです。

これから世界は、日本は、いよいよ混迷の時代に突入しようとしています。
恐らく、考えてもみなかった状況が展開されていくでしょう。
それに備えるためにも「直感力」を鍛えることは重要になっていくと思われます。

今日はそんな腸と第六感の話です。

私たちは"腸感覚"から何を学べるのでしょうか。
私たちは皆、時々その感覚を経験しています。そのおかしな腸の感覚は、時には厄介なものであり、不安感を伴うような、あまりにも漠然とした感覚です。

私たちの直感的な感情を、「手の感情」や「耳の感情」とは呼ばない理由は、それが実際に私たちの腸、より正確には腸管内の神経系(ENS)に存在することに由来するからです。

研究者のマイケル・ゲーソン(Michael Gershon、MD)が「第2の脳」という本で述べたように、ENSは独立した小脳のように機能します。
神経細胞が並んでいるので、頭部にある脳や中枢神経系からの指示なしにあらゆる種類の刺激に反応することができるのです。

あなたの無意識の心

腸(およびその中のマイクロバイオーム=微生物叢)は、セロトニンおよびドーパミンを含む神経伝達物質の貯蔵庫を生成し、これに応答します。
あなたの腸は、これらの情報入力をすべて生成して処理するだけでなく、脳にデータを送信しています。

一方、あなたの脳は、他のすべての感覚…視覚、聴覚、嗅覚、触覚からの詳しい情報などを収集しています。

それは合理的な心が意識的な方法で処理するにはあまりにも多くの情報です。

……この「思考しない思考」は、明確ではっきりしない知覚の結果をもたらします。そのように直感的に「知ること」は、私たちの決定を強力な方法で導くことができます。
これの良い例は、トランプのゲームにおいて合理的な頭脳が理由を説明できるようになる前に、被験者の身体が「危険な」カードより「安全な」カードを正確に特定した研究です。 

残念ながら、私たちの直感は、偏見と社会的条件によってハイジャックされる可能性があります。
われわれの繊細で直感的な感覚は、過度の感覚刺激や情報の過負荷によって圧倒されることもあります。
これは、現代のメディアに浸水された世界で大きな問題です。

いつ取り組むべきか

あなたの直感があなたに送ろうとしているメッセージをより良く理解し始めるにはどうしたらいいのでしょうか?
まず、自分の身体的指標を認識することを学びます:

直感的なシグナルは、しばしば暖かく、リラックスした感覚、あるいは不気味に感じることもあります。
ネガティブな "遠く離れた"信号は、寒さ、ひねり、収縮、または疲労のように感じることがあります。

次に、リスクの低い状況(下の実験のような)であなたの直感的な感覚をチューニングし、テストします。
そうすれば本能にもっと自信が持てます。

実験1)
あなたがしなければならない決定(例えば、休暇に行く場所)について考えます。
誰かにあなたに尋ねてもらうように、自分自身に尋ねて下さい。
この簡単な質問:「あなたにとって最高のことは何ですか?」に2秒以内に最初の答てください。
あなたがそれを考え直さないと何が起こるかを見てください。

実験2)
次にレストランに行った時に、メニューを読んで慎重にすべてのオプションを調べるのではなく、すばやく視覚的なスキャンを行い、面白いか魅力的なアイテムを選んでください。
あなたの脳と体を信頼して、何か良いものを選んでみてください。その新しい経験と決断をお楽しみください。

(引用元:care2 healthy living

その直感はどこからくるのか

「レストランのメニューは一瞬で決める」というのは、Dr.苫米地の著書にもよく出てくるトレーニングですネ。

ところで、腸が直感のセンサーであり、自律的な情報処理器官であるとして、それではそのような情報はいったいどこから来るのか、あるいはいったい「何が」発信しているのか……。

神が、守護霊が、大いなる存在が……というふうに言われてきたものが、実は自分の腸内に生息している微生物だった、と。

また、昔から「虫の知らせ」といいますが、この由来を調べると、正にその通り。

虫の知らせの「虫」は、古く、人間の体内に棲み、意識や感情にさまざまな影響を与えると考えられていたもので、潜在意識や感情の動きを表す。
「虫がいい」「腹の虫が治まらない」などの「虫」も、この考えから生じた語である。
これら「虫」の付く言葉の多くが悪い事柄に用いられるのは、生まれた時から人体に棲み、人が眠っているすきに体内から抜け出して、その人の罪悪を天帝に知らせるという道教の「三尸(さんし)・三虫(さんちゅう)」に由来するためと考えられる。

(言語由来辞典より)

つまり内在神は実際に腸の中にお住いだった、というのはとても興味深いですネ。

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